Revealを利用したデータ分析ダッシュボードを新規作成してみよう!
業務に関する全データを取得し、ビジネスを360度見渡せるダッシュボードを構築する、ということは、ダッシュボードの作成に慣れていない場合かなりの重労働です。この記事では、RevealにサンプルデータとしてExcelファイルを利用して、素早く簡単にデータ分析ダッシュボードを作成する方法を説明します。
原文:How to Create Your First Business Intelligence Dashboard with Reveal
Casey McGuigan/翻訳:インフラジスティックス・ジャパン
業務に関連した全てのデータを、利用しているさまざまなシステムに接続してまとめ、ビジネスを360度見渡せるダッシュボードを構築する、ということは、ダッシュボードの作成に慣れていない場合かなりの重労働となってしまいます。
Revealは組み込み型のデータ分析ソリューションで、開発者はエンドユーザーに向けて、マーケティング指標の確認、業務のモニタリング、KPIの可視化、顧客ポートフォリオの最適化などの重要なビジネス指標を一箇所で集中的に視覚化する機能を提供できるようになります。この記事では、サンプルデータとしてExcelファイルを利用して、以下の手順で素早く簡単にデータ分析ダッシュボードを作成する方法を説明します。
- エクセルファイルに接続
- チャートなどのデータ可視化の作成
- 作成したダッシュボードを保存
最終的に完成するダッシュボードは以下のような見た目になります。

このデモアプリケーションはオンラインに公開されていますので、以下より実際に操作を試して頂くこが可能です。
https://samples.revealbi.io/upmedia/
ダッシュボードを作成する
開発者は、Revealが組み込まれたアプリケーションのユーザーに、新規にダッシュボードを作成する機能を提供することが可能です。例えば以下のような画面になります。

右上のプラスアイコンのついたボタンをクリックすることでデータ可視化の構築を開始します。まずは以下のようなデータソースの選択ダイアログが表示されます。

この例ではすでに連携済みのエクセルファイルをデータソースとして選択しています。エクセルファイルがデータソースの場合は、更にどのシートをデータソースとするかを選択します。さらにダッシュボードにデータを同期させる頻度を選択することができます。ここでは、1時間に1回を選択しています。

データソースの選択が完了すると、以下のようなウィジェット・エディターが表示されます。左側には、選択したエクセルシート内のすべての列が、フィールドの種類(日付、値、カテゴリ)を示すインジケーターとともに表示されます。上部のバーでは、データ可視化のチャートタイプを選択できます。
データ可視化に利用したいフィールドをデータ可視化用の入力フィールドにドラッグすると、右側のエリアに設定情報が反映され始めます。作成したいビジュアルが決まっている場合は、最初に選択することもできます。選択したチャートタイプに応じて、ビジュアルの作成に必要な入力フィールドは変更されます。
以下の手順は、新規売上を時系列で表示する方法です。
- チャートタイプとして、ラインチャートを選択します。

- 日付列から「Month」フィールドをラベルフィールドに、新規売上列を値フィールドにドラッグします。
- ドラッグした新規売上フィールドをクリックし、書式を数値から通貨に、端数の桁数を0に変更します。
- タイトルを「新規売上(月)」に変更します。
- 右上のチェックマークをクリックします。

これでデータ可視化の作業は完了です!
ダッシュボードにフィルターを適用する
次に、ダッシュボードのフィルターを追加して、選択した日付範囲のデータをその場で表示できるようにしましょう。
- 左上の、ダッシュボードタイトルの下にあるフィルター追加ボタンをクリックし、日付フィルターを選択します。(※ダッシュボードフィルターの追加を選択すると、データソース内の任意のフィールドをフィルタリングに利用することができます)
- 日付フィルタを使って、データに反映する日付範囲を選択します。例えば「直近12ヶ月」を選択します。
- その下に、作成したデータ可視化が表示されます。複数のデータ可視化をすでに作成している場合は複数のサムネイルが表示れます。「接続」をクリックすることでデータ可視化をダッシュボードフィルターに接続します。

- 接続したら、ダイアログウィンドウの下部にある「フィルターの作成」ボタンをクリックし、データがフィルタを適用することを確認します。
さらにデータ可視化を追加したい場合、同じように右上のプラスアイコンから新規に作成したり、作成済みのデータ可視化のメニューから複製機能を利用して効率よくダッシュボードの構築を進めることも可能です。
データ可視化の作成が完了したら、ダッシュボード内でサイズや順序を調整することができます。データ可視化をクリックしてドラッグしたり、ノードをクリック操作でサイズ変更することができます。(サイズを変更するまで、自動レイアウトがデフォルトでオンになっています)
このように、Revealを使うと簡単に美しく視覚化されたダッシュボードを作成することができます。